巨人 日本Sワースト13失点…今村1回2/3KO 原監督39秒で会見打ち切り

 「日本シリーズ・第2戦、巨人2-13ソフトバンク」(22日、京セラドーム大阪)

 敗戦確定でも意地を見せたというべきか。巨人・原監督は最後までファイティングポーズを取り続けた。11点を追う九回2死。ウィーラーの二ゴロ判定にリクエストを要求。しかし判定は覆らず、アウトのコールに無表情でベンチから引き揚げた。

 屈辱的大敗だ。日本シリーズでの13失点は球団ワースト記録。三回までの6失点を問われ「なんと言うか。やはり流れがこっちに来ないと言うかね。最初に渡してしまったというところですね」。引きずったのか、わずか39秒で試合後の取材を打ち切った。

 指揮官が言うように序盤の失点が全てだった。第1戦で菅野を立てての敗戦を引きずったのか、初先発の今村が初回から打ち込まれ1回2/3を4失点KO。第2先発として期待していた戸郷もソフトバンク打線の猛攻を止められなかった。4点ビハインドの三回、グラシアルに左中間へ2ランを浴びるとぼう然とスタンドを見つめた。

 極め付きは七回1死満塁から鍵谷がデスパイネに満塁弾を被弾。計7投手をつぎ込むも、3被弾を含む15被安打。2個の適時失策も絡むなど、セ・リーグを堅守で勝ち抜いた姿はなかった。

 抜群の安定感を誇っていた自慢のリリーフ陣もソフトバンク相手には歯が立たず、昨年に続き連敗スタートとなった原巨人。「1日ありますから猛練習してあさってに備えますよ」。23日の移動日は福岡で全体練習を行うことも決めた。頂上決戦では13年第7戦から7連敗となった原巨人。セの覇者として、意地の1勝をもぎ取りたい。

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