ロッテ・石川歩投手（３２）が今オフ、ポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を断念したことが１６日、分かった。

　チームを１３年ぶりの２位へと導いたエースが来季もチームに残る意思を固めた。昨オフの契約更改交渉で、早ければ今オフにもポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦を球団に要望。海外ＦＡ権の取得は早ければ２０２３年シーズン中だったこともあり、石川の決断に注目が集まっていた。

　ソフトバンクとのＣＳ開幕直前に左ふくらはぎ痛を訴えてチームを離脱したが、今季は先発の柱として２１試合に登板し、７勝６敗、防御率４・２５。来季、０５年以来１６年ぶりの優勝へ向け、頼れる右腕の残留が固まった。