日本ハム・宮西、チームの現状に危機感「お粗末なプレーだったり、ここ数年目立つ」

 4年連続のV逸、そして2年連続のBクラスで終わった今季の日本ハム-。キャリア13年、デビューから毎年50試合以上登板を達成するなど、ブルペンを支え続けてきた宮西尚生投手(35)は、チームの現状に対して強い危機感を口にした。

 「来季に向けて(選手の)意識改革をもっとしていかないと、ずるずる行ってしまう」

 今季はシーズンを通し、勝敗に直結するような致命的なミスが散見された。野球にミスはつきものとはいえ、チーム全体で75失策、13捕逸はともにリーグワーストだ。「同じような感じのミスが出てくる。お粗末なプレーだったり、ここ数年目立つ」。サインプレーや、走塁面など数字に見えない部分でも攻守のミスが多かった。

 「ミスすることによって成長しますけど、同じミスをし続けるってのは成長できない」

 重要なのは技術以上に、まずは意識改革だという。「監督、コーチがいくら考えても、選手がその考えについていけなければ機能しない。自分を含め、選手が自覚をもう一段階上げないといけない」。チームの過去の優勝時と比較し、意識の差があったと指摘する。

 宮西自身は今季、慣れないクローザーも務めた。通算350を越えるホールドにも強いこだわりもあったが、「監督が、使える選手というのが僕の理想の選手像」とチームへの献身を優先。来季についても「7、8、9回、どこでもどうぞという感じ」と変わらぬ姿勢を貫いていく。

 そんな頼れるベテランから提言された意識改革-。実現できるかが、来季の巻き返しの鍵になりそうだ。

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