明徳義塾、センバツ王手 エース代木が完封&2点打 馬淵監督「おんぶにだっこ」

七回、適時三塁打を放ち塁上で叫ぶ明徳義塾・代木
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 「秋季高校野球四国大会・準々決勝、明徳義塾5-0英明」(25日、高知球場)

 エース・代木大和投手(2年)が投打の活躍を見せ、明徳義塾(高知1位)が4強を勝ち取った。

 丁寧にコーナーを突く投球で、強打を誇る英明(香川1位)に隙を与えなかった。五回2死までノーヒットに抑え、9回5安打無失点の完封勝利。試合後「中盤から球が上ずっていた」と、本人は不満顔だったが、これで県大会決勝の二回から、再試合を含めて29イニング連続無失点を継続。馬淵史郎監督(64)が「代木におんぶにだっこだよ」と話すように、抜群の安定感がチームに勝利をもたらしている。

 2点リードの七回には打で貢献した。2死二塁で直前の打者が申告敬遠。気合十分の表情で、右中間への2点適時三塁打を放った。三塁塁上で大きく叫んだ代木。「絶対に打ってやろうと思った」と、高めに浮いた変化球を見逃さなかった。

 31日の準決勝は、こちらも強打が武器の鳴門(徳島1位)と対戦する。これから対策を練るというが「自分が点を取られなければ負けることはない」と頼もしい。センバツ出場を確実にするまであと1勝。次もゼロに抑えてみせる。

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