オリックス・佐野、T-岡田の1、2番が機能 中嶋監督代行「流れをつくってくれた」
「オリックス7-2ロッテ」(23日、京セラドーム大阪)
オリックスは初回にT-岡田の犠飛など2点、三回もT-岡田の一発などで2点など、小刻みに得点を重ねた。特に1番・佐野は3安打1打点2得点、2番・T-岡田は3安打4打点と1、2番が機能した。
中嶋聡監督代行は「(佐野が)すべての流れをつくってくれました。左打席が課題のところ、外野を越すというのは良いことだと思います。(T-岡田は)首が痛いと休んでいたので十分、働いてくれました。上位で流れをつくってくれて、点を取ってくれて大きかったと思います。初回からいけたのは大きかったし、佐野であり、Tであり」と1、2番の活躍を褒めた。
特に佐野は両打ちに再び挑戦している最中で1、2番で起用し続けている。
「1番の役割、2番の役割、そういうのを、自分の打撃を試している、挑戦しているところで、理解できていないのはある。でも、1番で出てくれて、あの足は脅威だからね」
T-岡田は4打席連続打点。
「Tは先制、中押し、ダメ押し。(初回に)浅い外野フライでね、佐野がしっかりかえってくれて、あれでTもノッていけたと思います」
ただ、三塁打が出ればサイクル安打の可能性もあった八回には代打を送った。
「三塁打…可能性…笑。可能性はあったんですけど、Tに代打送ってもいいか?と聞いたら、全然大丈夫です、というのでね。(今度)そういう機会があれば、ぜひ言ってほしいよね」
山岡は初回から満塁のピンチを背負いながら粘りの投球で六回途中1失点。
「初回からピンチの連続で、ああいうところで力をつかってしまって、バテるのは早いかなと、あの辺で、100球くらいかなと。山岡が投げる時は援護がなかったし、初回から全開でいってくれて」
リリーフ陣の奮闘も光った。
「山田が苦しいところにいってくれてね。ヒギンスも今週投げてるんで、それでも最少失点でね」
今季苦手にしてきたロッテに快勝できた。
「あまり意識せずに自分たちの野球をずれば、どこでも戦えるというのを思い出す、というか、そこをしっかりやっていきたい」
中嶋監督代行は就任以来54試合で24勝27敗3分けとなった。