ヤクルト・村上4安打5打点!大山抜いたリーグ2位76打点
「阪神6-5ヤクルト」(18日、甲子園球場)
成績以上に、勝利へと導けなかった現実を見つめた。4安打5打点と気を吐いたヤクルト・村上に、笑みはない。「僕が打って、勝たせたい」。打点はリーグ2位となる76打点、本塁打は同4位の23号。この試合の全打点をたたき出したが、思いはあと一歩届かなかった。
初回だ。まずは2死一塁から右翼線への二塁打で先制点を挙げると、三回には右翼フェンス直撃の二塁打。五回には2点差に迫る追撃の3ランを放ち、九回には守護神・スアレスから右中間への適時二塁打で1点差まで詰め寄った。
魅せた長打力に、4番の貫禄。両部門で争う大山の前で大暴れしてみせたが、チームは連敗した。だが、光明はある。見えた復調の兆し。次戦は4番の一振りに、勝利への執念を乗せる。