ソフトバンク・武田、今季初勝利 初登板でチーム初6連勝に貢献

 「ソフトバンク9-1日本ハム」(28日、ペイペイドーム)

 帰ってきた背番号18が躍動した。昨年11月に右肘の手術を受けたソフトバンク・武田の今季初登板。登板前は「あがっちゃっている」と珍しく落ち着かない様子だったが、試合に入ると気負いはなかった。

 最速151キロの直球を投げ下ろし、140キロ近いスライダー、フォークと、ドロンと縦に曲がるカーブを駆使する。

 初回こそ2死三塁で中田に直球を右前に運ばれて先制されたが、直後に5点の大量援護をもらうと、二回以降は連打を許さず7回5安打1失点。チーム今季初の6連勝に貢献した。

 「初回はすごく緊張しました。野手の皆さんが早い回から点を取ってくれたおかげで、回を追うごとに落ち着いて投げられるようになり、自分らしい投球ができたと思います。今日のような投球ができるように頑張りたい」

 一発回答で高卒1年目から9年連続、そして昨年9月1日の西武戦以来362日ぶりの白星に、笑顔を見せた。

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