日本ハム・清宮 ダメ押し4号3ラン 汚名返上の一発「もっと打ちたい」

 「日本ハム11-0楽天」(23日、札幌ドーム)

 日本ハム・清宮に待望の一発が飛び出した。5-0の七回2死一、三塁で7月16日以来となる4号3ランでダメを押した。この一発を含めて2年ぶりの3安打にプロ3年目で最多の4打点をマーク。「本塁打はいい感触だった。自分の打席に集中できた」と気持ち良さそうに汗を拭った。

 六回に右前適時打を放ってチームに2点目をもたらし、気を楽にして迎えた4打席目だった。初球、2球目と内角を突いてくる安楽の3球目。やや内寄りに甘く入った直球を逃さず完璧に捉え、右翼席中段まで運んだ。

 8月15日のロッテ戦を最後に安打が出ず、前日22日は出場機会さえなかった。先発に復帰したが、一回にけん制球を後ろにそらす場面もあり「ミスばかりで迷惑を掛けていた」と汚名返上の活躍だった。

 新型コロナウイルスの影響で変則日程が組まれた最後の同一カード6連戦の勝ち越しに貢献。栗山監督は「これで彼の持っているものが出始めると信じている」とさらなる奮起を期待。清宮も「もっと打ちたい」と意気盛んだった。

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