日本ハム・中田3戦連発 リーグトップ18号2ラン「難しいカーブうまく打てた」

 「日本ハム9-4楽天」(18日、札幌ドーム)

 主砲の勢いが止まらない。通算4戦3敗と苦杯をなめ続けた天敵さえも、おかまいなしだ。日本ハム・中田が3試合連発となる両リーグトップを独走する18号本塁打を放った。

 初回1死二塁、近藤の適時打で同点とした直後だった。「楽な気持ちで打席に入れた」と弓削の投じた外角低めの緩いカーブを、限界まで引きつけながら振り抜いた。今季を象徴する力感のないスイングから放たれた打球はファンの待つ左翼席へと一直線に飛び込み、大きな拍手に包まれた。

 「難しいカーブだったけど、うまく打てて、勝ち越すことができて良かった」。結果的に決勝打となった一発に自然と笑みがこぼれた。

 8月に入ってから、チーム最多の5度目の決勝打となった。ここまで積み重ねた59打点もリーグ2位の楽天・浅村を6差で引き離している。それでも「みんなの協力があってこその打点。一打点一打点に価値がある」と謙虚に仲間への感謝を口にした。

 本塁打については「今は意識しないようにしている。出る時は出るし、出ない時は出ない」と淡々とした表情に4番の風格が漂う。「状態がいいとは思わない。まだまだ打てると思う。チャンスでもっと打ちたい」。上位浮上を狙う上で、貪欲な中田の姿勢が頼もしい。

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