プロ注目の瀬田工・小辻 猛アピール10K 8強入りに貢献
「高校野球滋賀大会・3回戦、瀬田工2-1北大津」(8日、彦根球場)
阪神など5球団6人のスカウトが見守る中、既にプロ志望届を提出している最速147キロ右腕の瀬田工・小辻鷹仁投手(3年)が力投し、8強入りに貢献した。先発で5回を2安打無失点に抑えると、九回無死一塁から再び登板し、計10三振を奪った。
「球速というよりはコントロール重視で投げました」とこの日の最速は144キロにとどまったが、キレのある直球と縦のスライダーを軸にコースを突く投球を披露。「7割くらいの力感でボールにキレを出せた」と引き出しの多さを見せた。
視察した阪神・畑山統括スカウトは「伸びしろが期待できる選手だと思う」と評価。9日に対戦する宿敵・近江の県内連勝を阻止し、プロ入りへさらなるアピールを続ける。