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奈良大付・北島 急死の父に捧げる公式戦初アーチ

 「高校野球奈良大会・準々決勝、奈良大付11-0添上」(30日、佐藤薬品スタジアム)

 必ず、天国から見てくれている。記念すべき公式戦初本塁打は、野球が大好きだった父に捧げるメモリアルアーチとなった。

 「見てくれていることを祈って『ナイスバッティング』と言ってほしいです」。五回に試合を決定づける2ランを放った奈良大付・北島広夢内野手(3年)は、少し照れくさそうに喜びをかみ締めた。

 今年2月1日。最愛の父・洋史さんが「急性骨髄性白血病」のため、54歳の若さでこの世を去った。1月31日に倒れ、翌日に容体が急変。あまりに急すぎる別れだった。

 小学生の頃から試合の度に足を運び、いつも笑顔で応援してくれた優しい父に、甲子園でプレーする姿を見せるのが目標だった。それをかなえることはできなかったが、北島は「最後は笑って終わりたい」と前を向いた。

 この日、応援席には洋史さんの写真があった。必ず力を与えてくれると信じて-。帽子の裏に書いた“両親に感謝”という誓いを胸に、最後の夏を全力で駆け抜ける。

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