西武・与座5回2失点プロ初星!先発5試合目必死の思いで
「西武3-2ロッテ」(23日、メットライフドーム)
ようやく初白星にたどり着いた。五回2死から安田を中飛に打ち取ると、西武・与座にもう余力は残っていなかった。「ここを乗り切らないと今後はないと必死に投げた。(初勝利は)本当、やっとだな」と感慨に浸った。
涙を無駄にはしなかった。12日のロッテ戦。プロ初勝利まであと1死とした五回2死で降板を告げられ、涙した。登録抹消されて2軍の練習に参加すると、松坂から声をかけられた。「点差があっても0-0の気持ちで投げて、状況に応じて、1点はOKだったり余裕を持って投げたらいい」。金言を生かした。
入団1年目に右肘の手術を受け、一度は育成契約となった苦労人。ウイニングボールは両親に贈るという。「一つ一つ勝利を積み重ね、貯金を作れるピッチャーになりたい」。サブマリンが大きな一歩を踏み出した。