楽天・辰己「走塁革命」体現「チームに貢献できる走塁を」
「楽天5-2日本ハム」(24日、楽天生命パーク宮城)
楽天・辰己涼介外野手(23)が、三木肇監督(42)の「走塁革命」体現する持ち味のスピードで逆転への突破口を開いた。
2点を追う五回1死、辰己が四球で出塁。続く茂木は初球を打ち上げてしまうが、左翼への邪飛でタッチアップした一走・辰己が「捕球態勢を見ていけると判断していきました」と二塁を陥れた。
さらに続く鈴木大の初球には「ベンチから常にタイミングを計っていた」と三盗にも成功。バッテリーに“足”でプレッシャーを掛け続け、直後の鈴木大の中前適時打、その後の浅村の逆転3ランにつなげた。
三木監督が昨秋キャンプから取り組んできた走塁への意識改革。辰己は「三木監督に走塁の知識、面白さ、興味を持たせていただいた。チームに貢献できる走塁をどんどんしていきたい」と話した。
三木監督は「辰己はよく自分の持ち味を生かした。いいプレーだったと思う」と称賛。それでも、この日は無安打に終わった辰己は「監督の笑顔が見られるように走塁だけではなく打撃、守備でも頑張っていきたい」とプロ2年目の、さらなる飛躍を誓っていた。