日本ハム・清宮お待たせ1号も…栗山監督「スットコドッコイ消えるわけない」
「練習試合、日本ハム6-3ヤクルト」(10日、神宮球場)
強風も関係なしだ。日本ハム・清宮が目の覚めるようなライナーで1軍での“練習試合1号”をたたき込んだ。九回に五十嵐のカットボールを強振。打球は強烈なソロ弾となって、右翼ポール際に飛び込んだ。
「いいスイングをするというところをずっとやってきたので、それができたかなと思います」。9日のロッテとの2軍練習試合に続く一発。この日は高校以来、懐かしの神宮でのプレーでもあり、「むちゃくちゃ気持ち良く(バットを)振れました」と振り返った。
近ごろは栗山監督から厳しい言葉を浴びせられている。4日のロッテとの練習試合後には「超スットコドッコイ」と言われ、7日のDeNAとの練習試合後も「打球がさみしい」。その中で飛び出した待望の一発。
指揮官は一塁守備には合格点を与えたものの、第3打席まで無安打の打撃は「ちょっといいくらいだろ。それでスットコドッコイが消えるわけない」とキッパリ。進歩を認めて、「超」という言葉こそつけなかったが、「ほとんどスットコドッコイということでしょ」と“愛のむち”を再び振るった。
とはいえ「九回裏があって良かったね。まだ、そういう意味でも野球の神様が何かこうメッセージを送っている感じがするね。こっちもそう受け止めたし」と満足そうにうなずいた。