プロ野球選手会が日本高野連に対して、地方大会開催支援を目的とした寄付を検討していることが２０日、分かった。この日、第１０２回全国高校野球選手権大会、４９地方大会の中止が正式決定。地方で無観客での代替大会が開催される場合、財政難で開催断念となることを防ぐための支援策の一つとして寄付の方向性を探っている。

　同選手会の森事務局長は「今後の状況次第になるが、苦しいところに手を差し伸べられたら。１２球団の選手会長からは賛同を得ている」と説明した。

　同選手会は４月に新型コロナウイルスのワクチンや治療薬の研究・開発の助成や医療機関への物資の供給、子どもたちへの支援などを目的とした寄付活動を行っている。