【きょうは何の日】オリックス 1995年“32年ぶり”地震中断 イチロー打席で場内騒然

 「オリックス5-2日本ハム」(1995年5月18日、グリーンスタジアム神戸)

 20時35分、オリックスの攻撃だった。八回1死一、三塁で打席にイチローの場面。どーんという地響きと揺れが球場を襲った。ファンの視線がまさに打席にくぎ付けになった。その瞬間に襲った大地の揺れ。

 「また来たか!」

 突然の出来事にスタンドがざわめくと東球審がタイムを取り試合を中断させた。

 この年、1月17日に阪神・淡路大震災に見舞われた被災地。場内アナウンスで「ただいま、地震が発生しましたので中断します」と流れ、ビジョンでも同様の内容が示された。マニュアルに沿って、係員が売店の火の元や機械類の点検に走った。

 幸い、揺れは1分ほどでおさまり混乱はなかった。

 試合後、イチローは「ちょっと感じました。スタンドががたがたしてましたね。試合中の地震は初めての経験です」と振り返った。

 D・Jは「爆弾かと思ったよ」と目を白黒。

 日本ハム・上田利治監督は「ゴーという地鳴りを聞いた。あれで震度3か。阪神大震災のひどさが分かるよ」と身震いした。

 試合も揺れた。1点リードの八回に野田浩司が追いつかれ。その裏1死満塁から三輪隆の左飛を守備固めに入った大貝恭史がまさかの落球、走者一掃で勝ち越すという奇跡的?な展開。先発の野田はなんとか投げきって3勝目を挙げた。

 仰木彬監督は「地震?気づかなかった。地震を感じるくらいの余裕が欲しかったよ」と苦笑いだった。

 中断時間が50秒と短時間だったため公式記録に地震中断は記録されなかった。

 当日のスタメン

(8)イチロー

(4)福良淳一

(7)田口 壮

(D)トロイ・ニール

(9)藤井康雄

(3)D・J

(6)小川博文

(2)三輪 隆

(5)馬場敏史

(P)野田浩司

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