昨年１２月に育成枠で巨人に入団したナティーノ・ディプラン投手（２６）＝前ブルワーズ２Ａ＝が３１日、支配下選手契約を結んだ。年俸は推定４・８万ドル（約５００万円）で背番号は「９６」に決定。

　川崎市のジャイアンツ球場で行われたファーム練習後、指揮官が「まだまだ伸びしろがある。“６７番目の選手”として支配下契約を」と球団に伝え、正式契約となった。育成１年目で２６歳以上の外国人選手については支配下登録期限が３月末。期限ギリギリのこの日、吉報が届いた形だ。

　１９０センチの長身から繰り出す最速１６１キロの直球に加えてカーブやスライダー、チェンジアップを操る本格派右腕。２月２８日に支配下契約を結んだ同じドミニカ共和国出身のイスラエル・モタ外野手（２４）に続き、今年に入り２人目の昇格だ。

　ディプランはこの日、ポール間走やキャッチボールなどで調整。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、ジャイアンツ球場に明るいニュースが流れた。

　助っ人右腕は「支配下登録を目標に日本に来たので、率直にうれしいです」と大感激。「同じようにこれから先も頑張っていきたいです」と力を込めた。