大商大・吉川 プロ相手に完封!虎に続いてオリもねじ伏せた!

 「プロアマ交流戦、オリックス0-3大商大」(20日、オセアンバファローズスタジアム舞洲)

 今秋ドラフト候補の大商大・吉川貴大投手(3年・開星)が20日、オリックスとのプロアマ交流戦(オセアンBS)に登板し、被安打6、奪三振8で完封と圧巻の投球を披露した。5日の阪神戦(鳴尾浜)でも、大山や高山から三振を奪うなど5回0封。プロを相手に2戦連続で結果を残した。リーグ戦で先発未経験のシンデレラボーイに注目が集まる。

 またもやプロの打者をねじ伏せた。吉川が堂々の“大学初完封勝利”を飾った。最速147キロで被安打6、奪三振8という圧巻の投球。試合後、張り詰めていた緊張から解き放たれた右腕は安どの笑みをこぼした。

 「1イニング1イニング、必死でした。自分で抑えたいという気持ちが強かった。この結果は自信にしたいです」。渾身(こんしん)の144球を投げ切ったエースは、充実感いっぱいの表情で振り返った。

 まずは初回、先頭の根本から見逃し三振を奪うなど、三者凡退と最高の立ち上がりを見せた。二回にはこの日最速の147キロをマーク。威力のある直球に加え、冬場に磨き上げたカーブとフォークを駆使し、五回までは三塁を踏ませなかった。

 2度招いた満塁のピンチも切り抜けた。六回無死満塁では飯田、大下、稲富の中軸をピシャリ。七回2死満塁でも広沢を空振り三振に斬った。「抑えるという思いしかなかった」と冷静さを欠くことはなかった。

 前チームでは、中日ドラフト2位・橋本とヤクルト同4位・大西という絶対的な二枚看板がいたため、リーグ戦での先発経験はまだない。「(2人からは)考えることが大事だと教わった。配球をもっと考えながらやっていきたい」と力を込めた吉川。2戦連続でプロを封じたことを自信に変え、さらに大きく成長する。

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