「２軍練習試合、広島２－５中日」（１８日、由宇球場）

　中日のドラフト１位・石川昂弥内野手（１８）＝東邦＝が１８日、広島との２軍練習試合（由宇）にスタメン出場し、左腕・フランスアから左前打を放った。１７日の広島のＫ・ジョンソンに続く助っ人の剛腕攻略で１軍昇格をアピールした。

　１７日のスタメン復帰から２試合続けて「４番」で出場。この日は昨季も６７試合に登板するなど、広島のブルペンを支える左腕・フランスアから左前打を放った。２打席凡退して迎えた六回の第３打席。フルカウントからの６球目、直球を迷わず強振。遊撃手・小園の伸ばしたグラブの先を抜ける左前打だ。

　２試合連続でリーグを代表する助っ人左腕から安打を記録し、「外国人投手の方がコントロールはアバウトな気がします。直球だけなら外国人の方が打ちやすい」と笑顔で豪語した。

　この日は３打数１安打、１四球。その結果にも「何とか１本打てたんですけど、もっと打ちたいです」と悔しさを残した。左肩腱板（けんばん）炎から完全復活したばかり。本領発揮はこれからだ。