プロ野球とJリーグ ともに現段階で無観客開催には後ろ向き「ベストな態勢を」

 プロ野球とサッカーのJリーグが新型コロナウイルスの感染拡大に連携して対応するために設置した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第3回会議が12日、都内で行われた。

 この日は公式戦を開幕、再開させた際に選手や監督、スタッフ、観客を守る視点から、専門家の指摘を受けながら対策、対応を細かく議論。「日本野球機構・日本プロサッカーリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策」として8ページに及ぶ提言書が配布された。

 現段階でJリーグは4月3日の再開、プロ野球は4月中の開幕を目指している。会議後の会見では無観客開催の選択肢を問われたが、ともに現段階では否定的な意見を述べた。プロ野球の斉藤コミッショナーは「何が正しいというのは難しいが、ベストな態勢を敷く。(日本での感染者数は)1300人ですか?ある程度下火になっていけば、リスクはあるが、お客さんをいれてやれるのではないかと希望は持っている。結論ではないが」とし、村井チェアマンは「スポーツが持っている公共財、国民の健康とどう両立するか。Jリーグはすべての試合を実施するということに向けて、後ろ倒しているが、すべての試合をするというのが現段階。後ろ倒しができないという状況になったとき、無観客という選択肢も出てくる」とした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス