ヤクルト 先発陣に明暗 石川は4回1失点で順調も…高橋は2回6失点でローテ入り黄信号

 3回、清田を併殺打に打ち取り、ピンチを無失点で切り抜けた石川(撮影・中田匡峻)
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 「オープン戦、ヤクルト3-8ロッテ」(7日、神宮球場)

 本拠地“初陣”を白星で飾ることはできなかった。開幕ローテ陣で分かれた明暗、外野手争いで一歩抜け出したのは…。敗戦を、次戦への力に変える。

 まず順調な仕上がりを見せたのは、3年ぶり9度目の開幕投手に指名された石川だ。初回に、ソフトバンクからFA移籍した福田に先頭打者アーチを被弾。今季“初失点”を喫したが、そこからが真骨頂だった。走者を出しても、返さない。3四球と苦しみながらも、2併殺を奪うなど、4回6安打1失点。その後は「0」を刻んだ。

 石川は「ヒットを打たれながらも、併殺打などで抑えたところはよかった。でも二死からの四球は反省です。シーズンも粘りの投球をできるように調整していきたい」とコメントした。3・20の阪神戦へ、残り1試合。徐々に仕上げていく。

 明暗分かれたのは、2番手でマウンドへと上がった高橋だ。打たれた以上に、制球力に課題が残る結果となった。五回に満塁から2点適時打を浴びると、さらに四球で再び塁を埋め、レアードには満塁弾を献上。結果は2回4安打4四球6失点だった。球数は2回で62球に到達。制球の不安定さを露呈し、開幕ローテ入りに黄色信号がともった。

 打撃陣では、塩見がオープン戦2号を含めたマルチ安打で好調をキープした。盗塁も決め、さらに四回の守備では2死一、二塁から田村の中前打を捕球後バックホーム。中村を本塁で刺すレーザービームも光った。激化する外野手の定位置争いへ。走攻守で魅せた塩見が、着実にアピールしている。

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