日本ハム・吉田輝星、進化した自慢の直球「栗山監督見にきて」
「日本ハム2軍春季キャンプ」(4日、国頭)
指揮官との再会が待ちきれない。日本ハムの吉田輝星投手(19)が、栗山監督の早期視察を願った。「監督にはまだ去年のイメージのストレートがあると思うので、今年のを早く見てほしい」。進化した自慢の直球で指揮官をあっと言わせる。
今キャンプ2度目のブルペン入り。体全体が沈み込むような躍動感のあるフォームで50球を投げた。「力を全部ボールに伝えられているし、力の入れどころが分かってきた」とオフの自主トレの成果を強調する。
体を見ても一目瞭然だ。一回り大きくなり、どっしりとした下半身。「ユニホームがきつい。2センチくらい太くなった」という太ももが、安定した爆発力を生む土台となっている。
昨季から投げているカットボールの精度も上昇。「今の時点でも完成度が高い」と手応えを見せる。実戦での登板は15日の紅白戦(国頭)を予定。それまでに栗山監督の視察があるかは未定だが、印象を一新するのに十分な変貌を遂げつつある。