オリックス・張奕“肉体研究”で2桁勝つ 妹の師匠に出会い投手三冠で感化
オリックス・張奕投手(25)が19日、“肉体研究”で来季の飛躍を目指す決意を示した。3日から15日まで母国・台湾に戻って自主トレを行い、体の仕組みについての講義も受講。理論を学び、トレーニングで実践し、みっちり体を鍛え上げたという。
「自分の体を知りたかった。右手と左足を連動させるとか、どうすれば体を無駄なく使えるのかを学んだ」
11月にプレミア12の台湾代表に初参加した際、トレーナーをしている妹の師匠に出会い、レクチャーされた。教え通りにトレーニングすると、大会ではプロ入り初となる100球超えの投球や中5日での先発などを難なくこなし、最優秀先発投手、最優秀防御率、最高勝率投手の投手三冠に輝いた。
「まさかここまでという結果でした」。そこで本格的に肉体研究をしてみたいと考えた。プレミア12の活躍で、母国では街を歩いたら声を掛けられるスターになった。来季の目標は2桁勝利。日本でも研究の成果を発揮する。