草野球デビューのイチロー氏 将来の夢は「イチロー杯争奪リーグ戦」設立

 3月に現役を引退したイチロー氏(46)=マリナーズ会長特別補佐兼インストラクター=が1日、神戸市のほっともっとフィールド神戸で草野球デビューを飾った。

 背番号1をつけたイチロー氏は「9番・投手」で出場。智弁和歌山中高の教職員チームを相手に、投げては16奪三振、被安打6、131球の無四球完封、打っては三塁打を含む3安打の猛打賞と大暴れした。

 「僕の夢がかないました」。イチロー氏はプレーボール前に智弁和歌山の監督兼DHを担った藤田清司理事長に感謝を伝えた。この日の草野球デビューは、正確にはイチロー氏が描く夢の第一歩ということのようだ。

 イチロー氏は4月に同校を訪問した際に「これからの夢は草野球。チームを作って日本一になりたいんです」。藤田理事長に熱い思いを打ち明け、「イチロー杯争奪のリーグ戦」設立構想も明かしたという。その真摯な思いを受け止めて、同校は草野球の初陣の対戦相手となることを快諾していた。

 藤田氏は「今まで苦労して努力して記録を作った方。これからは楽しみながら、支えてくれた仲間と野球をやりたい。これが新しい夢のようです」とその心中を代弁した。

 イチロー氏の夢はさらに具体的になっているようで「自分のチームが決勝戦に出た時に、応援曲を智弁和歌山にやってほしい。それが最後の夢です、と言われました」。自身に応援曲をプレゼントしてくれた同校の応援団に次なるリクエストもしているという。

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