オリックスドラ1・太田が1軍デビュー 試合前は打撃投手の父と“勝負”

 2回、プロ初打席でチャンスを広げる四球を選んだオリックス・太田椋(右)
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 「オリックス3-2楽天」(14日、京セラドーム大阪)

 オリックスのドラフト1位・太田椋内野手(天理)が『8番・遊撃手』でプロ初出場初先発した。

 二回には2死一、三塁でプロ初打席を迎え、四球を選んだ。

 四回は宗の適時打で1点を先制した直後の1死一、三塁で四球を選んだ。

 五回の第3打席は2死一、二塁から。2番手・久保の初球をたたいたが右飛に倒れた。

 八回は2死無走者。宋家豪の152キロの前に空振り三振に倒れた。

 試合前には父で打撃投手の暁氏とフリー打撃で対決。最後の1球をスタンドまで運んでいた。

 「最後の1球はお父さんが“勝負や”と言ってきたんで打てて良かったです」

 父・暁氏も「中学生以来ですね。成長したなと思いました」と感慨深げだった。

 試合後の太田は「大観衆の前でプレーするのは甲子園以来。モチベーションのアップにつながる。試合が始まるまでは緊張していましたけど、始まったら吹っ切れました。思い切りやれました」と振り返った。

 プロ初安打は出なかったが西村監督は「堂々としていた。高卒ルーキーには見えない。早い段階でヒットも出るんじゃないですか」と期待していた。

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