4強入り中京学院大中京に混同の声「愛知の中京大中京とごっちゃに」「紛らわしい」

 佳境を迎えた全国高校野球選手権の準決勝に駒を進めた「中京学院大中京」を「中京大中京」と混同する声がチラホラ聞こえてきている。ネット上には、違いを知っての驚きや、間違いを嘆く声、両校の違いを沿革付きでていねいに説明するつぶやきも。20日の星稜との決戦を前に中京学院大中京への理解を深めてみたい。

 夏の甲子園に3年ぶり7回目の出場を果たし春夏通じて初の4強入りとなった中京学院大中京。「中京」の文字があることから愛知県の学校と勘違いしてしまいそうだが、同校は岐阜県の代表校(所在地は瑞浪市)である。一方、名前がよく似ている中京大中京は愛知県名古屋市にある。

 「中京大中京と中京学院大中京 同じやと思ってた」「愛知の中京大中京とごっちゃになってたけど別物だった」「紛らわしいな」「岐阜代表の中京学院大中京と愛知の中京大中京は別だよ」「中京学院中京を中京大中京と間違えてる人多くてマジでキレそう」

 ネットに飛び交う、こんな声に、思わずうなずいた人は多いのではないだろうか。

 甲子園を勝ち進んでいる「中京学院大中京」は、1963年に「中京高校」として設立され、67年に「中京商業」、2001年に「中京高校」と校名変更を経て、2017年に現在の「中京学院大中京」に。2020年には「中京高校」に変更予定という。

 ちなみに愛知の「中京大中京」は、1923年に「中京商業」として開校され、67年には「中京高校」に改称、その後95年に、現在の「中京大中京」となっている。野球部は夏の全国大会3連覇の歴史がある名門校である。

 「中京学院大中京」を設立した学校法人安達学園のHPによると同校の創立者である安達壽雄氏は、名古屋の中京大中京高の創立者梅村清光氏の二男とのこと。勘違いが続出するのも致し方ないかもしれない。

 両校は野球部のユニホームも、共に「立ち襟」でそっくり。ついつい混同してしまいそうだが、今夏の甲子園を沸かせているのは岐阜の中京学院大中京である。

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