富島・松浦主将「声援はどの球場より大きい」 初戦敗退も全力プレー

 「全国高校野球選手権・1回戦、敦賀気比5-1富島」(8日、甲子園球場)

 春1回、夏初出場の富島(宮崎)の甲子園初勝利はならなかった。浜田登監督は「もうちょっと打てるかと思っていたが、相手の笠島投手を捉えきれなかった」と悔やんだ。

 1点を先制された直後の四回、主将で1番の松浦佑星内野手(3年)の内野安打を起点に重盗を仕掛け、同点に追いついた。勝利を目指したが、中盤以降は失策も絡み、リードを広げられた。

 それでも選手たちは前向きな気持ちをプレーに表した。九回には1死から松浦が中越え三塁打。得点には至らなかったが「詰まったかと思ったが、打球を見たら抜けていた。打った時の声援はどの球場よりも大きくて、それを味わえてうれしかった」と全力プレーを振り返った。

 浜田監督は「昨春出場したことで自分たちのレベルがある程度分かり、飛距離や練習量などを数値化して練習を積んできた。ハードルを上げて挑んだこのチームで勝ちたかった」と残念がったが「最後まであきらめない姿勢は、地域の方々に見てもらえたかなと思う」と、公立校として出場した令和初の大会を振り返った。

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