「ソフトバンク４－７ロッテ」（２５日、ヤフオクドーム）

　敵地でド派手な花火を４発打ち上げた。ロッテ・井口監督は「打つべき人が打った。つないで点を取りたいところだが…。でも、いい形で取れた」と笑った。

　１点を追った四回。先頭の中村奨が左翼席へ同点の１３号ソロ。レアードが続いた。左翼席へ勝ち越しの２９号ソロ。２死後は井上だ。「２人が打って、ヨシもう一丁となる」と気合を込めた一振りは、右翼席への１７号ソロとなった。

　さらに六回には２打席連続となる１８号２ランを左翼席上段へ運んだ。「元々は４番を打っていたからね」と指揮官。７番に降格となった井上は「下位でもチャンスは回ってくるが、しっかりやって（４番に）戻りたい」と話す。このこだわりが原動力だ。

　１７年以来の３０発にリーチをかけたレアードが言った。「チームの勝ちに貢献できる本塁打はいいね」。チーム本塁打は１１２となり、１位のソフトバンクに１３本と迫る幕張の花火軍団だ。