大船渡、六回に待望の先制点 佐々木は五回に最速157キロ!流れ呼び込んだ

5回、157キロを表示するスピードガン=岩手県営野球場(撮影・堀内翔)
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 「高校野球岩手大会・4回戦、大船渡-盛岡四」(21日、岩手県営球場)

 最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が「4番・投手」として3試合連続で先発のマウンドに立った。相手の盛岡四は今春の岩手大会で準優勝。初のシード校との激突で、六回に大船渡が先制した。

 佐々木と盛岡四・菊池の投手戦で五回まで無得点が続いた一戦。六回に大船渡が待望の先制点を奪った。1死二塁から2番・熊谷が右翼線へ先制適時二塁打。開門前から行列となっていたスタンドが一気にわいた。

 佐々木は初回から150キロ台を連発。二飛、空振り三振、二ゴロで終えた。初回の最速は154キロ。150キロ台の表示が出るたびに、かつて花巻東時代の菊池雄星や大谷翔平が登板した岩手県営球場でどよめきが起こった。

 しかし二回、先頭の4番・畠山に変化球を合わせられ、二遊間を抜ける安打に。今大会3試合目で初めて安打を許したが、無失点で切り抜けた。三回も二死から連打を打たれたが、ここも後続を抑えた。

 五回にはこの日最速の157キロで空振り三振を奪い、続く攻撃に流れを呼び込んだ。

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