ヤクルト・村上10代打点王へリーグトップ45打点目

 「交流戦、日本ハム3-1ヤクルト」(6日、札幌ドーム)

 敗戦の中で、19歳はしっかりと自分の仕事を果たした。5番としてたたき出したチーム唯一の得点。同学年の清宮に負けじと、ヤクルト・村上が適時打競演で意地を見せた。

 2点を追う四回2死一、二塁。低めのフォークを「追い込まれていたので、コンパクトに打ちにいきました」と、うまく中前にはじき返した。リーグトップの45打点目は、シーズン換算なら109打点。53年の西鉄・中西太以来となる高卒2年目の打点王すら夢見たくなるペースだ。

 三回の守備では、日本ハム・清宮の適時打で点差を広げられていた。リプレー検証中には、一塁上で話す場面もあった。「もとから意識はないですし、どう思うわけでもない。チームが負けたのが悔しい」と対抗心は否定したが、すぐさまバットで反応した。

 波に乗れないチームで気を吐く若き大砲は「また明日から頑張りたい」と、さっぱりとした顔で切り替えた。令和の球界をともに背負って立つであろうライバルの前で挙げた3試合連続打点。物語は始まったばかりだ。

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