DeNA救った 東が雪辱の今季初勝利 開場以来最多3万2056人が大歓声

 「DeNA8-2中日」(15日、横浜スタジアム)

 遅れてきたDeNAの左腕が、今季初星を手にした。前回登板で3回8失点と乱れた東が、汚名返上の6回1失点。開場以来最多の3万2056人の大歓声を浴びた昨季の新人王は「いろんな人に助けられての勝利だと思います」と表情を緩ませた。

 天敵を封じ切った。三回に平田の適時二塁打で1点こそ失ったが、昨季・667と打ち込まれた4番のビシエドに対しては3度の対戦で完勝。「つながれていたら大量失点。抑えられて良かった」。辛抱強い投球が、逆転を呼び込んだ。

 前回登板後、グラブの位置を変えるなどフォームを微調整。「あと何試合かして、正解だったとなればいい」と表情を引き締めた左腕に、ラミレス監督は「制球がすごく良かった」と評した。今季の目標を「12勝」と公言した23歳。連敗中のチームを救った。

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