ソフトバンク・デスパイネがサヨナラ打 総力戦制した

 「ソフトバンク12-11楽天」(3日、ヤフオクドーム)

 総力戦で勝利をもぎ取った。11-11の延長十二回、1死満塁からソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手が適時打を放ちサヨナラ勝ち。両軍合わせて8本塁打が飛び交った乱打戦を制した。工藤監督は「シーソーゲームだったけど、こういう形で終われて良かった」と息をついた。

 四回にも2ランを放っていた長距離砲は「チームが勝てたことが何よりうれしい」と頬を緩めた。

 1点を勝ち越された十回には、左脚の違和感で2日を欠場した内川が代打で登場し、しぶとく同点適時打。「ここイチで」と好機での起用をもくろんだ監督の期待に応え、窮地から救った。「あそこで出してもらったら、何とかしないといけないなと」とうなずいた。工藤監督は「チームにとって大きい。みんな本当にいい働きだった」と称えた。

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