巨人 平成最後の伝統の一戦を2試合連続零封締め 原監督満面の笑み

 「阪神0-3巨人」(21日、甲子園球場)

 平成最後の伝統の一戦を完勝で締めた。巨人・原監督は満面の笑みを浮かべ、コーチ陣と握手をかわした。3失策の阪神に対し、守っては無失策。3試合で失策は1個と堅守を見せた巨人が3連勝。2試合連続完封勝利だ。

 「そういう中で戦えた。(勝利を)収めることができたということはね、平成に感謝したいですね」

 完全アウェーの敵地ながら、G戦士がホームグラウンドのように躍動した。三回。西の右前に弾んだ打球を、亀井が矢のような送球で一塁へ。間一髪アウトでライトゴロを完成させた。「今日は守備の人。思いきったプレーができました」と亀井。どよめきが起こる中、手をたたき喜んだ原監督は「いやいやすごい。若いね。27歳くらいに見える」と36歳のベテランに賛辞を贈った。

 勝利への執念は指揮官も同じ。2点リードの八回無死一、二塁からビヤヌエバにバントを命じた。結果は失敗も「そういう野球が一人一人のメッセージとして糧となればいい」。ワンプレーの大事さを植え付けるのに十分なタクトだった。

 ヤクルトが敗れ単独首位へ浮上した。阪神戦開幕6戦6勝は32年ぶり。伝統の一戦はプロ野球の原点という指揮官。ライバル球団に今カードも圧勝したが「その辺は多くを語らない方が」と控え目に話すも、V奪回への自信と手応えをつかんだ。

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