巨人の新打線が機能 初回にゲレーロ先制打 二回に3点を追加
「巨人-広島」(16日、平和リース球場)
巨人の新打線が初回に貴重な先制点を奪った。
開幕から1番を務めた吉川尚の腰痛による離脱で1番に坂本勇、2番に丸を繰り上げ、ビヤヌエバを3番に据えた。
昨季は1番で92試合に出場。打率・368、18本塁打、60打点の成績を残した切り込み隊長が第1打席から期待に応えた。
広島・ジョンソンから遊撃強襲の内野安打で出塁。続く丸は遊ゴロで走者入れ替わりとなったが、ビヤヌエバが四球を選び一、二塁。岡本が二飛に仕留められたが2死一、二塁から、5番ゲレーロが外角球にバットを合わせ、左前にヒットを運んだ。
二回には下位から追加点を奪った。スタメン起用した7番山本が四球、小林が左前打で続いた。山口は走者を進められなかったが、坂本勇が四球を選び、満塁に。丸の三ゴロの間に1点を奪った。なお2死満塁からはビヤヌエバだ。強烈な左翼への打球が松山を襲う二塁打に。照明が目に入ったのか打球を見失い、その間2者が生還。巨人はこの回3点を追加した。
巨人は開幕カードの広島戦で2勝1敗と勝ち越し。上々の滑り出しだったが、ここにきて中継ぎ投手陣が崩壊状態で2試合連続2桁失点と苦しい戦いで8勝6敗と3位に沈んでいる。