楽天・銀次 東北に夢と勇気を…被災地での1軍公式戦の増加を球団へ呼びかけ

 これからも東北に夢と勇気を-。東日本大震災から8年となった11日、今季から主将を務める楽天・銀次内野手(31)が、東北各地での1軍公式戦の増加を球団へ呼びかけていく考えを明かした。

 8年の時が流れても思いは変わらない。「震災が起きてからずっと、自分はそのことを思いながら野球をやってきた」と銀次。「どんな場面でも前を向いて、みんなで声を出し合って元気にやっていく。そういう野球をすれば、何かを感じるんじゃないか」と野球へ臨む姿勢を語った。

 その背中を、多くの人に見てもらいたいと考えている。岩手出身の銀次は震災があった11年から、被災地での野球教室や学校訪問などの活動を続けてきた。その上で「1軍戦ももっと被災地でやってほしい」と訴える。

 現在は、2軍戦を中心に東北各地で公式戦を行っているが「例えば(岩手の)宮古、大船渡の沿岸地域でも開催できれば」と被災地での試合増を望み、「自分が中心になってやりたい」と球団へ要望する考えも示した。

 13年の優勝時には「ありがとうという言葉が一番多くもらった」という。選手、被災者が野球を通じて支え合う。それも復興への1つの形。「もう一度、一丸となって笑顔を届けたい」。その思いで、まずは今季の躍進へ気持ちを新たにする。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス