日本ハム・清宮 マルチ2打点 六回痛恨ポロリも七回即バットで取り返したァ

 7回、遊撃手・小園(51)の前で犠飛を放つ清宮
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 「練習試合、広島5-9日本ハム」(23日、コザしんきんスタジアム)

 日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が広島との練習試合に「6番・左翼」で先発出場し、決勝犠飛を含む2安打2打点とアピールした。六回に失点につながる痛恨の落球も、直後の七回1死一、三塁で「結果オーライかな」と左翼に打ち上げ、失策をバットで取り返した。

 対外試合では今季初の左翼でのスタメン。六回の守りで、1死から下水流のライナー性の打球に走りながら追いつき、グラブに当てるも、落球した。「普通に落としただけです」と反省したが、直後に犠飛で打点を挙げ、九回にはダメ押しの適時打。ただでは転ばなかった。

 切り替えの早さで好調を維持している。20日の楽天との練習試合では5打数無安打だったが、翌日の同戦では一発を含む3安打5打点。この日も自らの失策をカバーしただけでなく、第1打席の見逃し三振から「自分のタイミングで打ちにいく、という感じで」と意識を修正。マルチ安打につなげた。

 「結果が出て良かったです」とはにかむ19歳。栗山監督は落球には「ああいうのはいいんだよ。落とさないと分からないことはいっぱいあるから」とした一方で「今日ぐらいの感じでいいと言っていたら、ちょっとあれだろう」と打席内容に注文をつけた。開幕に向け歩を進める大器。期待が大きい分、要求も高くなる。

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