ソフトバンクの千賀滉大投手（２５）が２８日、福岡市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、３５００万増の年俸１億６０００万円プラス出来高払いで更改した。今回は初めて代理人を同伴し、昨年に続いて、球団にポスティング制度を利用した米大リーグ挑戦を直訴。来年１月に球団上層部と会談の場を設けることになった。

　今季はチームトップタイの１３勝を挙げ、３年連続の２桁勝利を記録。大リーグ挑戦について「野球人として大きな目標がある方がいい。育成で入ってずっと上を見てきた。日本一にもなって、次の大きな目標として上を見て成長するために」と意欲を示す。

　ただ、球団は同制度を利用しての大リーグ挑戦を認めておらず、今後も方針は変わらないが、話し合いの場は設けた。「それがスタートですね」。わずかな変化に千賀は可能性を見いだし、夢を直訴する。