ヤクルト・山田哲人内野手（２６）が１６日、福島県楢葉町で行われた野球教室に参加。来季は自己最高の成功率での自身初の４０盗塁達成に意欲を示した。

　今季は３３個で３度目の盗塁王を獲得。重視する成功率は・８９２だった。１６年には盗塁王では歴代最高の・９３８をマークしているだけに「数だけではなく、内容にもこだわっているので。一つ一つ価値のある盗塁で、４０個いけたらいい」と目標を掲げた。

　刺激になる存在もいる。同級生の日本ハム・西川が今季４４個、成功率・９３６で盗塁王に。「一つレベルが上」と認める。まだまだ突き詰める領域があるだけに「（成功率）１０割は究極だと思う」と理想を口にした。

　野球教室でも約２００人の小学生に、まず最初に盗塁・走塁の基本を伝授した。「構えが大事」、「若干つま先体重で」などと細かく指導。「走塁でチームの勝利に貢献できる。力を入れて教えました」とこだわった。“盗塁の達人”の道を究め、圧倒的な数字を残す。