楽天・田中が新人王 球団3人目!マー君、則本のような「日本を代表する」選手に
「NPB AWARDS 2018」(27日、グランドプリンスホテル新高輪)
まばゆいフラッシュを浴びながら、楽天・田中和基外野手(24)は一生に一度の勲章を神妙に受け止めた。「獲れると思っていなかったのでうれしいです」。大卒2年目で獲得した新人王。だからこそ、田中にとっては格別だった。
今季開幕1軍をつかみながらも、わずか4試合で2軍降格。だが、これが田中にとって決定的な転機となった。当時の池山2軍監督にノーステップ打法を伝授され、秘めた才能が開花。5月下旬に再昇格すると一気にブレークした。俊足巧打のスイッチヒッターとして105試合出場、打率・265、18本塁打、21盗塁。8月1日のオリックス戦では両打席アーチを記録した。
球団の新人王輩出は、07年の田中将大(現ヤンキース)、13年の則本昂大に続き、5年ぶり3人目。「田中投手はメジャーで活躍していますが、お二人とも日本を代表する投手ですので、お二人に続けるように、僕も日本を代表する野手になりたい」。この受賞を進化へのステップとする。