創価大、トリオ奮投実らず 杉山4失点で初戦敗退

 「明治神宮野球大会・大学の部2回戦、関西国際大4-2創価大」(11日、神宮球場)

 高校の部2試合、大学の部2試合が行われ、大学の部は環太平洋大と関西国際大が4強入りを決めた。

 創価大は3年生トリオの“来秋ドラフト候補リレー”が実らなかった。杉山晃基投手(盛岡大付)、小孫竜二投手(遊学館)、望月大希投手(市船橋)がそろって登板。しかし杉山の6回4失点が響き、初戦敗退に終わった。

 最速154キロを誇る自慢の直球を完璧に運ばれ、汗をぬぐって悔しさを押し殺した。杉山は五回無死一塁から特大2ランを被弾。甘く入ったとはいえ、飛距離の大きさに「全国大会のレベルが高いな」と唇をかんだ。

 初回にも先制2ランを浴びて2本のアーチに沈んだが、8球団が視察するなど注目度は高い。阪神・畑山チーフスカウトは「(小孫、望月を含め)3人とも楽しみ」と評価。今大会は早々と姿を消したが、創価大の右腕3人衆が来秋の主役となる可能性は十分ある。

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