巨人戦力外の河野「ぬぐえるくらいの姿を」失敗糧に再起の道模索 トライアウト挑戦

 巨人から戦力外となった河野元貴捕手が30日、トライアウトへ向けて川崎市内のジャイアンツ球場で練習。「やる気はすごいある。どうしても野球をやりたい」と、現役続行への思いを語った。

 同じ境遇の中井大介内野手、松沢裕介外野手、篠原慎平投手と練習。閑散とする練習場でランニングやノック、室内でのマシン打撃を行った。

 09年育成ドラフトで巨人入り。支配下登録をつかみ取ったが、1軍での出場は通算15試合だった。戦力外は常に覚悟していたというが「やっぱりさみしい気持ちはあった」と河野。現役続行へ、13日のトライアウト受験を決断した。

 今季は5年ぶりに1軍の試合に出場。だが、6月に同僚の篠原や知人との飲食中に裸の動画を会員制交流サイト(SNS)に投稿する不適切行為があったとし、今季中の無期限出場停止などの処分を受けた。その後、反省の態度が顕著に見られたことから出場停止処分は8月10日に解かれていた。

 「自分がやってしまったこと」と猛省しながら、「ぬぐえるくらいの姿を見せないと」と前を向く。過去の失敗を糧に、再起の道を模索。トライアウトで存在感を示そうと、ジャイアンツ球場で毎日汗を流している。27歳は「まだやりたいし、体も元気。自分が精いっぱいやることをやって。しがみついてやりたい」と、強い決意をにじませた。

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