大阪桐蔭 薄氷の4強入り 西谷監督「負けてもおかしくない試合でした」

 「秋季高校野球大阪大会・準々決勝、大阪桐蔭11-9関大北陽」(11日、万博記念公園球場)

 史上初センバツ3連覇&3季連続の甲子園優勝を目指す大阪桐蔭が、薄氷の勝利をつかみ4強へ進出した。2点リードの九回2死満塁で同点適時二塁打を浴びたが、延長十一回に2点を勝ち越して関大北陽を振り切った。

 今秋の戦いを象徴するように、この試合も1年生の活躍が目立った。3番・西野力矢内野手&4番・船曳烈士外野手の1年生コンビは、2人で7安打5打点。試合を決めたのも、藪井駿之裕内野手(1年)だった。

 延長十一回2死一、三塁に代打で公式戦初打席に立った。バットの先に当たったゴロは、一、二塁間を破って決勝の右前適時打となった。公式戦初安打は会心の打球ではなく、「打った瞬間、感覚がなくてどこに飛んだのか分からなかった」と苦笑いで振り返った。

 それでも旧チームに続いて終盤の勝負強さを示した勝利に、「(センバツの)優勝旗を持っているので、来年の春にみんなで返しに行くことが目標なので」とチームの勝利にかける思いを代弁した。

 西谷浩一監督(49)は「下手な野球でお粗末な試合になってしまいましたが、結果としてみんなで粘り切れました。負けてもおかしくない試合でしたし、もう一度しっかりやりたいです」と気合を入れ直した

 準決勝・大阪偕星学園に勝てば、来春センバツ出場校選考の重要な参考資料となる近畿大会出場(20日開幕、兵庫)への出場が決まる。

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