引退のオリックス小谷野、最終戦最後の打者でプロ16年に別れ 笑みと涙「スッキリして」

ナインから胴上げされるオリックス・小谷野栄一=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
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 「オリックス4-6ソフトバンク」(5日、京セラドーム大阪)

 今季限りでの引退を表明している小谷野栄一内野手が九回2死から代打で出場し、遊ゴロに終わり、プロ16年の最後を締めくくった。オリックスは今季最終戦で、今季の最後の打者にもなった。

 小谷野は02年のドラフト5巡目で日本ハムに入団。10年には109打点で打点王のタイトルを獲得した。FA権を行使し、14年オフにオリックスに移籍した。

 試合後にはセレモニーが行われた。「皆さんのおかげでこんなにもスッキリとして引退ができるとは思いませんでした。ファイターズで12年、バファローズで4年。まさか、こんな僕が16年間も野球を続けることができるとは本当に思いませんでした」と、明るい表情で語った。代打のコールをされた時から、時折、涙を拭い、今季限りで退任する福良監督も潤んだ目で見守っていた。

 試合はソフトバンクが1点を追う四回、柳田が36号同点ソロ。福田の左線二塁打で勝ち越すなど、この回4点を挙げた。八回には代打グラシアルが適時打。オリックスは四回に吉田正が26号。八回にT-岡田の13号などで反撃したが、及ばなかった。

 オリックスは65勝73敗5分けで4位が確定している。

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