済美、14年ぶり4強進出 粘る報徳学園を振り切る 準決勝は大阪桐蔭

報徳学園-済美 1回、先制の左前適時打を放つ済美・池内=甲子園(撮影・北村雅宏)
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 「第100回全国高校野球選手権・準々決勝、済美3-2報徳学園」(18日、甲子園球場)

 済美(愛媛)がロースコアの大接戦を制し、14年ぶり4強進出を果たした。

 一回に主将・池内優一内野手(3年)の左前適時打で先制。三回に同点とされたが、五回は芦谷泰雅捕手(2年)が右前適時打を放ち、再び勝ち越した。九回にも1点を加え、リードを広げた。

 先発マウンドには地方大会でも登板がなかった池内が上がった。140キロ前後の直球とスライダー、フォークを低めに集め、五回途中1失点。しっかり役割を果たし、エース・山口直哉投手(3年)につないだ。

 山口は準々決勝までの3試合に全て完投。414球を投げ込んできた。だが、疲労を感じさせない投球。九回、粘る報徳学園(東兵庫)の反撃を1点にとどめ、リードを守り抜いた。

 済美は準決勝で大阪桐蔭(北大阪)と対戦する。

 報徳学園は九回、1点差まで迫り、なお1死三塁。絶好機を作ったが、あと一本が出ず。10年以来、8年ぶりの4強進出はならなかった。

 済美・山口「先発したい気持ちは強かったけど、切り替えていった。池内が夏初めてとは思えないくらい、いい投球をしてくれたので、自分もしっかり投げようと思った小園君との勝負は楽しかった。(大阪桐蔭戦は)挑戦者のつもりで戦いたい。根尾君を抑えたい」

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