大院大高・椎江監督「23失点は一生忘れられない」
「高校野球北大阪大会・決勝、大阪桐蔭23-2大院大高」(30日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
春夏連覇を狙う大阪桐蔭が26安打23得点の猛攻で大院大高を下し、2年連続の甲子園切符をつかんだ。
夏の甲子園初出場へあと1試合で敗れた大院大高・椎江博監督は「最後の大きな壁が立ちはだかり、いつも通りやれたらということができなかった。23失点は一生忘れられない」と悔しさをかみしめた。
試合を振り返って「初回の攻防ですね。うちは攻撃でチャンスを逃し、守備では硬くなって守りに入ってしまった」と、試合の入り方の違いに差を感じ取った。大阪桐蔭打線については「研究してきたが、(相手は)準決勝とスイングが違った。左打者が多いので引っ張りたいところだと思うが、センター中心にまっすぐも変化球も合わせられた」と舌を巻いた。
それでも「何点取られても向かっていくということで9安打、2点を取れた」と振り返った。九回の守備でも併殺でピンチを切り抜けるなど、選手は精いっぱい戦った。新チームは準優勝の栄光と23失点の悔しさをバネに、来年の戦いにスタートを切る。