エンゼルス大谷兄の龍太、初出場都市対抗1回戦はコールド負け「地力が足りていない」
「都市対抗野球・1回戦、東芝12-1トヨタ自動車東日本」(17日、東京ドーム)
創部7年目で初出場のトヨタ自動車東日本が昨年4強の東芝と対戦した。エンゼルス・大谷翔平投手(24)の兄である龍太外野手(30)は「1番・左翼」で先発出場。第2打席で都市対抗初安打をマークした。
コーチ兼任として弟と同じく“二刀流”の大谷がチームをけん引した。1-5となった三回1死走者なしの場面から「逆方向は意識していました」と右前へ鮮やかな流し打ち。今秋ドラフト候補の東芝・岡野からチーム最年長がHランプをともした。
大谷の闘志は初回からナインに伝染した。「ガンガン振っていこう」と第1打席は空振り三振に倒れたが、フルスイングでチームを鼓舞。後続がつながり、先制点を奪った。
しかし、強豪の底力を止められない。投手陣が12失点。初の全国舞台は七回コールドの大敗に終わり、「まだまだ地力が足りていない」と悔しさをにじませた。