5点差逆転の西武・栗山、勝利の要因は…ビハインドは「関係ありますよ」

 3回西武2死満塁、栗山が左中間に走者一掃の二塁打を放つ=メットライフドーム
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 「西武11-5ロッテ」(9日、メットライフドーム)

 首位を走る西武が5点差を逆転し、7月に入って負けなしの5連勝。貯金を15に伸ばした。4月の8点差を逆転したミラクルゲームに続く大逆転劇。ミスターライオンズの栗山巧外野手が、ヒーローインタビューでその要因を明かした。

 5点を追う三回、押し出しの四球で1点を返し、なおも2死満塁から栗山が1点差に迫る走者一掃の3点適時二塁打を左中間に放った。「行けるという雰囲気になったと思いますし、おかわり(中村)がかえしてくれたんで、しっかりかえってこれてよかった」と、直後に中村の同点打が飛び出したことでチームにいきおいが出たという。

 六回は浅村の勝ち越し中前適時打、森の左中間への9号3ランで一挙4点を奪いリード。終わってみれば11-5と大差での逆転勝ちだった。

 4月18日の日本ハム戦では八、九回の2イニングで8点差をひっくりかえした西武打線。インタビューしたアナウンサーから「ビハインドは関係ありませんね」とふられると、栗山は「関係ありますよ」と苦笑い。しかし「どんな状況になっても打者はうしろにつなぐ。ランナーがいたらかえす。そこに集中するだけ」と逆転劇を演じる神髄を披露した。

 2位日本ハムとのゲーム差は3。「ここからおもしろい試合が続くと思うので、いっぱい球場にきて、声援を送ってください」といったミスターライオンズ。今季の西武は何かを起こしそうな予感がする。

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