日本ハムの清宮幸太郎内野手（１９）＝早実＝が６日、イースタン・ＤｅＮＡ戦（鎌ケ谷）に「３番・左翼」で先発出場した。第１打席で左中間に本塁打を放ったが、降雨ノーゲームとなった。

　一回１死一塁、坂口の外角１４０キロ直球に合わせた。プロ入り初の逆方向へのアーチでリーグ単独トップ１０号のはずだった。「幻になっちゃいましたけど、打てたのは良かった」と納得の表情だ。

　雨は失敗も水に流してくれた。四回の守備では２死一、三塁から左前安打を処理後、三塁へ悪送球。プロ入り初の失策も幻となり「そこは良かった。トントンですね」と苦笑いを浮かべた。

　この日で登録抹消から１０日がたち、７日から出場選手登録が可能。視察した吉村ＧＭは、今週中の１軍再昇格は見送る方針を明かした。本拠地６連戦となる来週は、ＤＨ制で野手が一人多く出場できる。最短なら１２日の阪神戦（札幌ドーム）で清宮が再昇格する可能性が出てきた。