日本ハム清宮 虎の子1点呼んだ!大飛球で三塁へ 「ファイターズの一員になれた」
「日本ハム1-0西武」(16日、東京ドーム)
日本ハムドラフト1位・清宮(早実)の大飛球が虎の子の1点を呼び込んだ。0-0の七回、先頭で迎えた打席で十亀の直球を振り抜いた。「差し込まれました」という打球は右中間最深部へ。右翼・木村と交錯した中堅・秋山が落球し、背番号21は全速力で三塁を陥れた。
代走を告げられてお役御免となったが、その後に西川が先制の中犠飛。これが決勝点となり、チームは前夜に続く完封勝利。「自分の出塁が点につながったので、やっとファイターズの一員になれたなあと思います」。3打数無安打に終わり、打率は・174とさらに下降。それでも、充実の表情を浮かべた。
栗山監督も「チームに貢献できたということが大事で、そこに意味がある」と評価する。首位・西武とのゲーム差は2・5。王座奪還を狙うファイターズが勢いに乗ってきた。