ヤクルト、難敵攻略向け秘密兵器!その名も“宮ッセンジャー”

 ヤクルトに“仮想メッセンジャー”が現れた。阪神戦に向けて23日、松山・坊っちゃんスタジアムで練習を行い、身長192センチの宮出打撃コーチが打撃投手を務めた。NPB通算6勝の元投手。スタメン予定の8選手に合計200球以上を投じ、対策にひと肌脱いだ。

 メッセンジャーとの昨季対戦成績は0勝2敗、打率・195。難敵攻略のため、知恵を絞った。バント練習用のマシンも、高さ約20センチの台の上に設置。「やらないで後悔するよりは、やってみた方がいい」と発案者の石井打撃コーチ。山田哲は「いろいろ工夫してくれて、思いの込められた球。いい練習になった」と感謝した。

 本物より6センチだけ低い“宮ッセンジャー”は「角度の意識付け。試合で結果が出ればみんなうれしい」と期待。一丸となって白星をもぎ取る。

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